体験入塾

 北園ゼミナールの体験入塾は年度の始めだけです。機会がありましたら、ぜひ参加して欲しいと思います。2024年度 予約受付は 2月3・10・17・24日になります。

 

 体験期間は3月6日から2週間になります。塾生同様の学習を、2週間(小6なら4回、中1なら6回)学習してもらいます。費用は一切かかりません。その後の春期講習は有料になります。体験期間、春期講習を経て、よろしければ4月から入塾していただくことになります。

 

 転校生が来るのと同じで、体験生が来ると塾生の集中力は低下します。そのため、年度の始めだけに限定しております。誠に申し訳ありませんが、体験生より、塾生を優先しております。しかし、入塾は、常時受け付けています。やる気のある人は、常時大歓迎です。

 

受付等は、お電話でのご予約が必要になります。03-3903-7710

 

 グラフは、塾生の実力テストの成績推移を表したものです。2年間の成績推移ですが、国語(黄色)が非常に伸びました。国語は伸びないとか、伸びにくいと言われますが、本人のやる気とやり方によって、伸びると言えます。

 

 

 

  2024年度

 

 各学年、若干名募集しておりますが、中学受験クラスは締切りです。ご不明な点など何かありましたら、お手数ですが、お電話でお問い合わせください。

 

 ご存じの方も多いと思いますが、北園ゼミナールの場所は、再開発をするそうで、当初は2023年着工との書面が来ました。現在は、2025年の2月までは教室を使えると聞いております。誠に残念ながら、2025年の2月で業務が終了となる可能性が高そうです。

 

 

  2018年度より、講義形式から、演習形式に授業形態を変更いたしました。かつてと同様、複数の生徒に、黒板で説明することもありますが、ごく一部と言えます。他塾でよく聞く、うるさい生徒、話をしている生徒はいません。みんな黙々と勉強に励んでくれています。

 

 2018年度は、短期間で大幅に成績を伸ばす生徒が出た等、かつての講義形式以上の学習効果をあげられました。Vもぎ(自校作成)で、3科偏差値80、5科偏差値78を出してくれた生徒も出ました。また、都立高校受験では、非常に高い合格率を達成することもできました。

 

 2019年度も、かなりの学習効果を上げることができました。その結果、2020年度受験では、北園ゼミナールの受験生全員が、第一志望の中学・高校に合格することができました。

 

 2020年度、大手塾を辞めて、北園ゼミナールに入塾した生徒が、「勉強がわかるようになって、勉強が楽しくなった。」と言ってくれました。また、他の入塾した生徒は、「塾に入る前と比べて、10倍くらい勉強するようになった。」と言ってくれました。とてもありがたいことです。

 

 2021年度、コロナで行動制限等を受ける中、みんな、よくがんばってくれました。オール5をとってくれた生徒もいましたし、中3は全員第一志望に合格できました。

 

 演習形式と言っても、カリキュラムがあり、毎回、確認テストもあります。演習形式のため、好きな時間に来てもらい、好きなだけ勉強してもらい、好きなだけ質問してもらうことが可能です。

 

 小学生低学年を除き、来る日数、勉強する時間の上限はありませんが、下限があります。平常期間の毎週の最低時間は、小1~小3は80分、中学受験クラスは8時間、小4総合は100分、小5総合は110分、小6総合は120分、中1・中2は4.5時間、中3は6時間です。最低時間の倍以上の勉強をしてくれる生徒もいれば、最低時間数を越えられないような生徒もいます。最低時間を越えられない生徒の場合は、成績も思わしくありません。

 

 繰り返しになりますが、上限はありません。どれだけ勉強しても、どれだけ質問しても、費用は変わりません。毎日来てもらってもかまいません。時間帯は2時から9時半までですが、土曜日は2時から6時半となります。ただし、小1~小3の毎週の時間数は、80分を上限とさせて頂きます。成績が伸び悩んでいる生徒には、塾での学習時間、または来る日数を多めにしてして欲しいと思います。

 

 かつてと同様、学習意欲のない生徒は入塾できません。また、入塾基準もかつてと同様、学校で平均レベル以上の生徒が対象となります。

 

 好きな日の好きな時間に来てもらうため、遅刻もありません。塾に行っている、行っていないは、塾から送信される「入退室お知らせメール」や、スマホの位置情報などでご確認いただきたいと存じます。

 

 何かご不明な点などありましたら、お気軽にお問い合わせください。

 

                            03-3903-7710

 

 2017年度までは、進度が早い生徒もいれば、遅い生徒もいて、授業のペースは遅い生徒に合わせる傾向がありました。また、説明が必要でない生徒もいれば、説明してもペースについてこれない生徒もいました。対応できない場合は、個々に説明していました。

 

 2018年度からは、進める生徒にはどんどん進んでもらっています。同じ1時間でも、かつての集団授業の2倍前後進める生徒もいます。また、苦手な単元や教科は、難しい問題をやらずに、レベルにあった基礎的な問題だけを練習することもできます。レベルに合わない、難しすぎる問題等に、時間をとられることはなく基礎に重点をおくことができます。

 

 かつては、得意でも不得意でも、どの教科も同じ時間数の授業を受けてもらうことになっていました。たとえば中1・中2の場合、英数国の授業を、毎週90分ずつ受けてもらっていました。しかし、現在は、国語がよくできて英数が苦手な生徒の場合、国語の時間を減らし、英数の学習時間を増やすことができます。数学が苦手な場合、数学を180分やって、英国を90分でやることもできます。また、国語も英語も90分やり、来る日を1日増やして、数学を180分やることもできます。

 

 生徒によっては、好きな教科ばかりやり、本来やるべき苦手教科をやらない可能性もあります。理想は、自主的に勉強してもらうことかもしれませんが、学習内容は、生徒の様子を見て、苦手教科の時間数を増加させる等の指導をしております。

 

 塾に来てもらえれば、それなりに勉強させることができます。しかし、塾に来ない生徒には、なかなか難しいと言えます。近年は、スマホなどの影響もあり、学年1位をとる生徒でも、家では集中して勉強できないと言うことがよくあります。毎日来てもらっても費用は変わりません。なるべくたくさん塾に来て、たくさん勉強してもらいたいと考えております。

 

 保護者の皆様、また生徒に、より多くの満足感が得られる、他塾には真似のできない、より良い指導を目指していきたいと考えております。

 

 

 

 

  塾をお探しの保護者の皆様へ

 


 目 次

1、 始めに
2、 北園ゼミナールはどんな塾?
3、 人数や月謝
4、 よくあるQ&A
5、 最後に
6、 よろしければお読みください



1、 始めに

 子育てや教育を、真剣に考えなければいけない時代かもしれません。以前と違い、学校だけに、任せることができない時代かもしれません。

 学習塾といっても、様々なものがあり、保護者の皆様も「どの塾にしようか?」とお悩みになることと思います。

 大手でも、高額な費用を請求し、サギ等と言われたりする塾もあります。当然、それ以下の、ひどすぎる塾も、数多く存在します。

 どんな塾でも、一度入塾してしまうと、なかなか辞められなくなる傾向があるようです。また、楽な塾・成績が伸びない塾は、いごこちが良いとも聞きます。

 北園ゼミナールを選ぶ必要は全くありませんが、お子様の未来のために、慎重にご検討いただき、悔いのない塾選びをしていただけたら幸いです。

 北園ゼミナールは、営業電話等は一切致しませんが、ご質問・ご相談等には、いくらでも答えさせていただいております。

 このホームページを見て、わからない点等、何かありましたら、お電話にてお問い合わせいただければ幸いです。

 フリーダイヤルではなく、誠に申し訳ありません。

 電話番号は、03-3903-7710 です。

 土曜1:30~6:30

 一部期間を除きます

 

 お申し込みされる場合も、お電話でのご予約が必要になります。

 


2、 北園ゼミナールはどんな塾?

 

 創立は1982年になります。赤羽だけにある小さな塾です。所在地は、東京都北区赤羽1-11-12河内ビル4階です。

 担当の講師がたびたび変わるという話をよく聞きます。北園ゼミナールは、講師がコロコロ変わることはありません。高額で低質な塾とは違います。低料金で最高の指導を目指しています。単なる学習指導ではなく、挨拶・言葉使い・保護者の皆様への感謝の気持ちなど、子供達の将来に役立つ指導を致しております。

 対象学年は、小1~中3です。学校で平均レベル以上のお子様を対象としております。決して一部の優秀な生徒のためだけの塾ではありません。学年・クラス・時期によって、入塾テストがあります。小学生は、小4から、中学受験クラスと非受験クラスに分かれます。中学生は、高校受験の進学指導及び、中学のテスト勉強支援を行っています。大きく分けると、平常学習と講習があります。

 地域の情報に詳しい方は、北園ゼミナールの生徒の合格実績・成績の伸び等は、ご存知かと思います。依頼してないのですが、他塾の先生に勧められて入塾してくる生徒もいました。非常に優秀な卒業生も数多くいらっしゃいます。この塾に来て、勉強するようになり、人生が変わったと言ってくれた卒業生も多数います。ある意味、絆のある塾です。講師と生徒。生徒と生徒。それは、何十年も続いている例もあります。また、近年は、卒業生のお子様も、入塾そしてご卒業という時期を迎えることができております。

 基本的には、赤羽地区の子供達が対象ですが、評判を聞いて、埼玉県や文京区などから通ってくれた生徒もいました。多摩地区から通ってくれた生徒もいましたが、遠方からの通塾は、通塾にかかる時間等もあるので、慎重にご検討いただきたいと存じます。

 北園ゼミナールでは、卒業生が、進学・就職が決まったとき等に、顔を見せに来てくれたりします。ある卒業生は、現役で東工大に合格。秘訣は何かと聞くと、高校でも予備校でもなく、北園ゼミナールでの経験だと話してくれました。よいしょはいいから秘訣は何かと再度聞くと、本当の話ですと真顔で言われてしまいました。現役で東大に合格した卒業生も似たようなことを言ってくれたことがありました。そのときは信じることができませんでした。非常に嬉しい言葉ですが、ご家族の皆様のご協力があってこその合格と信じております。

 結果、結果!と言う人たちがいます。場合によっては、正しいことかもしれません。北園ゼミナールは、結果主義と思われている方が多いようですが、全く違います。合格実績を見て、すごい!と評価してくださる人もいます。しかし、スタッフは、その結果を全く重視しておりません。スタッフが重視するのは、結果ではなく過程です。仮に努力して実力を伸ばしても、病気で受験に行けなければ、良い結果は出せません。勝負は時の運。受験も同じです。また、レベルの高い学校にチャレンジすれば、当然リスクは高まります。チャレンジすることは、賞賛に値することではないでしょうか?良い結果が出せなければ、努力は無駄なのでしょうか?答えは人それぞれかもしれません。北園ゼミナールでは、結果が出せなくても、その生徒の努力は、一生の財産と考えております。

 

3、 人数や月謝

 

 定員は何人と数字で決めるのではなく、学年・レベル・メンバー等によって、スタッフで相談して決めています。20名でも教えられれば教えますが、質の低下が予想される場合には、10名で締め切る場合もあります。下の学年の定員は、少なめになる傾向があります。

 北園ゼミナールでは、20年近くにわたり、月謝を値上げしませんでした。消費税が導入され、3%のときも、5%のときも、8%のときも、実質値下げをして、月謝を変えない努力をしてまいりました。しかし、消費税は、10パーセントになりました。そのため、2019年度に、費用を改定させていただくこととなりました。ご理解並びに、ご協力くださいますよう、お願い申し上げます。2019年度からの月謝は税込みで、小1~3は、算国セットで7,000円。非受験の小4~6は、算国セットで8,000円~10,000円です。1教科の値段では?と聞かれますが、2教科の月謝です。中学受験のクラスは、30,000円です。中学生は、中1・2は、3科で23,000円、中3は、5科で30,000円です。ご兄弟で入塾の場合、初年度70,000円、次年度から年間55,000円の割引があります。

 他塾でよくある、通信費、施設利用費、冷暖房費等は、一切かかりません。講習費等は、月謝とは別にかかります。年間の総額は、高い塾の2分の1から3分の1程度と言われます。来訪された方には、年間費用のプリントをお配りしております。

 中身があれば、高額でも仕方ないと思いますが、中身がないのに、高額な金額を預金口座から引き落とす塾もあります。恐ろしいほどの金額が引き落とされます。詐欺だという人たちもいます。スキミング詐欺かと思ったら、塾だったという話も聞きました。誠に残念な話です。

 費用が安いと、中身がないと思われがちですが、高い塾に負けるものはまずないと思っております。中身がない塾と比べれば、中身は2倍から3倍、もっとかもしれません。低料金で、一流の指導を子供達にすることを目指しています。子供達の無限とも言える能力を、少しでも引き出したいと考えております。詳しくは、通塾している生徒や保護者の皆様に、話を聞ければ聞いていただきたいと存じます。

 

4、 よくあるQ&A

 

Q1:どうしてそんなに合格実績が良いのですか?

A:指導力の高さだと思います。また、長年のノウハウも大きいと思います。   

Q2:授業中は、みんな静かですか?

A:他塾を辞めて来た生徒たちは、静かに熱心に勉強をする塾生を見て驚きます。

Q3:個別に質問できますか?

A:個別の塾より個別に教えてもらえると言われるくらい、たくさん質問できます。

Q4:個別の費用はいくらですか?

A:無料です。一切かかりません。

Q5:学校の勉強も教えてもらえますか?

A:いくらでも教えます。理科でも社会でも、個別に教えます。可能ならば音楽も。

Q6:月謝以外に、通信費など、請求はありますか?

A:一切かかりません。安心の低料金で、質の高い指導を心がけています。

Q7:他塾で、伸びなかったけど…。

A:高額で、中身がない塾も多いようです。他塾で伸びず、この塾で伸びた人はたくさんいます。有名大手塾を辞めて来て、指導レベルの差に驚く、生徒・保護者の方もたくさんいます。

しかし、伸びない生徒もいます。学習量の少ない生徒は、伸びにくいと言えます。

Q8:高校受験中心ですか?

A:中学受験も、高校受験以上に、指導に自信があります。

Q9:学校で真ん中くらいの成績ですが、ついていけますか?

A:やる気があれば、全く問題ありません。

Q10:たくさん勉強するのですか?

A:一般の塾より、かなり少ないと思います。量より質を大切に考えています。

Q11:個別の相談はできますか?

A:生徒・保護者共に、電話でのご相談、面談、いくらでもできます。

Q12:塾は初めてなのですが・・・

A:めんどうみは良いと言われます。携帯をいじれる塾も多いようですが、それはできません。

Q13:いつから入塾できますか?

A:定員になっていなければ、いつからでも入塾できます。費用は、日割り計算になります。学年、クラス、状況によって、お勧めできない時期もあるので、詳しくはご相談ください。

Q14:見学・体験はできますか?

A:誠に申し訳ありませんが、塾生最優先のため見学はできません。体験入塾は、年度の初めだけ、塾生と一緒に勉強することができます。

Q15:本人にやる気がないのですが入塾できますか?

A:勉強嫌いになる可能性があるので入塾できません。宿題をやる約束などができない場合も入塾できません。他の生徒に迷惑となる行動をとる生徒は退塾になります。

Q16:英語だけ等、単科コースはないのですか?

A:誠に申し訳ありませんが単科はありません。

Q17:大変だと噂で聞いたことがありますが…

A:成績を伸ばすことは、楽ではなく大変なことです。大変な塾と思われがちですが、すごく楽しい塾と評価してくれる生徒及び卒業生は、たくさんいます。

Q18:成績は伸びますか?

A:伸びに関しては、かなりの評価をいただいておりますが、個人差があり、伸びない生徒もいます。

 宿題等をやってくれない生徒、指示が守れない生徒は、伸びない傾向があります。ご本人様のがんばりだけでなく、ご家族の皆様のご協力によって、伸びも変わります。サッカー・野球・水泳・ピアノ等と同じように、勉強も、成績を急に伸ばすことはできません。努力の継続が必要です。ピアノでも水泳でも、1年間がんばっても、3年間習っている人には、なかなか勝てるものではありません。まかれた種が、やがて芽を出し、そして、きれいな花を咲かせるかのごとく、ぐんぐん成績を伸ばしてくれる生徒もいますが、そうならない生徒もいます。2年間、ほとんど成績は伸びず、その後、勉強に目覚めるような子供達もいます。平均すれば、かなり伸びていますが、必ず伸びるとは言い切れません。日々の努力を怠り、結果を急ぐ子供達の割合が、年々増えているように感じます。


5、 最後に

 

 北園ゼミナールをどこまで理解していただけたかわかりませんが、少しでも理解していただけたら幸いです。今の時代、真剣に教育を考えている塾がどのくらいあるかわかりませんが、かなり少ない気がします。お金欲しさに、自分の塾を身売りしてしまう塾が多いのも残念な気がします。

 北園ゼミナールでは、保護者の方に感謝の気持ちを持つように子供達に話します。感謝の気持ちを持てた生徒は、ありがたさがわかります。自分のためだけでなく、親のためにもがんばらなければいけないと気がつきます。ただ単に合格すれば良いのではなく、自分が努力しなければいけないことに気付いてくれるのだと思います。塾に行きたくても行けない子もいます。塾に行ける子は、恵まれているのです。北園ゼミナールに来る子供達には、一流の指導を心がけます。少しでも良い指導で、子供達の明るい未来にお役に立てればと考えております。

 

6、 よろしければお読みください

 

 これからの子供達は


 「好きなものだけ」 しか食べない子が、増えていると言います。子供達の責任ではありません。教育に問題があるように思います。教育改革を30年間ずっと失敗していると断言される方もいらっしゃいます。

 食事のバランスが崩れ、ひどい場合には、入院する子供達もいると聞きます。今は、学校給食を残しても、注意されないと、ほとんどの生徒が言います。アレルギーの問題などもあり、難しいのだと思いますが、注意する必要はないのでしょうか。

 以前は、家でも学校でも、好き嫌いはいけないとか、残してはいけない等と言われている子供達が多くをしめていました。給食を食べない生徒は、休み時間がなくなったりもしました。そのために、嫌いな食べ物を小さく切り刻んで、なんとか食べようと、子供達もがんばっていたように思います。食べ物の好き嫌いをなくすことに、学校の先生も大きく貢献していたように思います。しかし、現在では、学校では注意されないと、ほとんどの子供達が言います。学校の先生方も、いろいろ事情があるので、先生が悪いとは思いませんが、少し残念です。食べ物の好き嫌いがなく、食事を残さない子供達も当然います。多少の好き嫌いは良いのかもしれません。ご家庭の方針等もあると思いますが、食べ物の好き嫌いが多いと、勉強にも好き嫌いが多い傾向もあるので、ご一考頂きたいと思います。

 北園ゼミナールでは、授業で毎回、食べ物の好き嫌いについて、話すことはできませんが、機会があれば、話すようにしています。しかし、一番効果的なのは、食事を残したそのときに、注意してあげたり、話してあげたりすることのように思います。


 「好きなものだけ」 というのは、食べ物に限ったことではないかもしれません。食べ物だけでなく、以前に比べ、好きなものだけをやる子供達が増えているような気がします。逆の言い方をすると、好きなものしかやらないということです。天才は、それでも良いのかもしれません。嫌いな教科はやらない。漢字は嫌いだから覚えない等です。子供達が悪いのかというと、決してそうではありません。嫌いなものでも食べる努力をしたり、それを乗り越える精神力等を身につける、チャンスが少なくなっているのが、原因ではないでしょうか。食べなくても、やらなくても注意されない。以前に比べ、この傾向は、かなり強くなったと感じられます。ある一定の年齢まで、年齢と共に、人間は精神的にも肉体的にも強くなっていきます。しかし、その時々に、それなりの成長ができなかったとすると、どこかで歪が生じる可能性が高くなるように思います。

 ニートが急増しました。どこに原因があるのでしょうか。育った環境等に問題があるのかもしれません。人に注意されたり、叱られることがないまま、大人になったとします。また、マンガやゲームやスマホ等の 「好きなものだけ」 に没頭し、友達と遊ぶことも喧嘩することも、ほとんどなかったとします。もし、そのようにして大人になったとしたら、社会への適応能力は、どうなるのでしょうか。就職できたとしても、ミスをして注意されたら、どうなるのでしょうか?


 生活が豊かになり、便利になり、苦労することなく、生活ができるようになりました。移動するのも、食材を入手するのも、昔と比べると、格段に便利な時代になりました。エアコンのない時代に比べると、暑さ・寒さで、大変な思いをすることも減りました。昔に比べ、快適になったと言えると思います。しかし、快適である反面、精神的に弱くなったり、肉体的に弱くなったと指摘する人たちもいます。

 この100年で、日本は急激に変化しました。この10年も大きく変化したとも言えます。変化にどう対応すれば良いのか。日本の教育は、進歩せず、後退しているという話もよく耳にします。精神も肉体も、負荷が少なくなると、弱くなります。ある程度の負荷が必要なのかもしれません。学校で、適度の負荷がかけられてないとしたら、どうなのでしょうか。ご家庭のやるべきことが、かなり増える気もしますが、それをしないと、社会への適応能力が低くなる気がして心配です。しかし、無理は禁物です。負荷が大きすぎると、怪我をしたり、病気になったりします。度を越えた負荷は、逆効果になることもあると言えます。

 将来、どういう大人になってもらいたいか、それは、各ご家庭によって、様々だと思います。北園ゼミナールでは、社会に適応できる強い人間になってもらいたいと考えています。「何をやっても長続きしなかったり、何かあるとすぐにめげてしまう。」 そうはなってもらいたくないのです。勉強が大好きという生徒は、ほとんどいません。好きではない勉強を、しっかりできるようにすることは、社会への適応能力を向上させると言えるのではないでしょうか。

 教育の三要素は、家庭・学校・地域社会と言われます。今は、家庭の役割が非常に増大しているように感じます。保護者の方がやらなければならないことが、増大しているように思います。「それは家庭のしつけの問題」という話を耳にします。少し寂しい気がします。親でなくても、そばにいる人が、その場にいる人が、なぜ注意してあげないのでしょうか?

 ここで、誤解のないように、お願い致します。学校が悪い、地域社会が悪い、家庭が悪い、等と言う人もいます。北園ゼミナールでは、そのような考え方は、しておりません。何が悪いということは、言い切れないと思うからです。社会情勢やそれぞれの要因が複合した結果が、今の状況ではないのでしょうか。早く問題を認識して、現状に合わせた対策が必要な気がします。しかし、残念なことに、学力低下を認めようとしない人がいたり、問題を隠そうとしている人たちがいるのも事実です。充分な対策等は、非常に時間がかかりそうですし、されないかもしれません。そこで、家庭の役割が増大すると思われるのです。もしも、我が子を誰も注意してくれないとしたら、自分で、必要なことを教え、注意していくしかないのです。

 この文章は、特定の個人やご家庭に向けた文章ではなく、現在の子供達の状況等を理解してもらうために作成致しました。失礼に当たる部分、不愉快にさせる部分等がありましたら、お許し下さい。何かのヒントになれば、幸いです。

 

 北園ゼミナールは、昔から、厳しい・大変・怖い等という噂があります。竹刀がある等、滅茶苦茶なデマまで。噂は、本当なのでしょうか。ある生徒は、非常に楽しいと言ってくれます。ある生徒は、すごく大変と言います。同じクラスで、同じテキストで、同じ先生に習っていても、違いが生じてしまいます。感じ方が違うのでしょうか。それにしても正反対になってしまうのも、おかしなことです。

 楽しいと言う生徒は、成績が伸びる生徒に多いと言えます。大変という生徒は、成績が伸びない生徒に多いと言えます。違いは、言われたことをまじめにやってくれるタイプと、そうでないタイプかもしれません。当然ですが、例外もあります。

 宿題をやってくる約束をします。さらに約束の確認をします。約束を守って、やってきてくれる生徒は、当然、成績が伸びやすくなります。そうでない生徒は、成績は伸びにくくなります。授業中に、予習の仕方、復習の仕方、漢字の覚え方、諸注意等が、いろいろ説明されます。しかし、成績の伸びにくい生徒の場合、言われたことをやってくれない割合がかなり非常に高いと言えます。

 やってきてくれない生徒の中に、言い訳をしたり、事実ではないことを言い出す生徒もいます。それは、私たちにだけでなく、保護者の方に対しても同様のことをします。事実ではないことを保護者の方が聞き、塾に苦情が来ることもあります。当然、このタイプの生徒には、注意したりします。場合によっては、保護者の方にも連絡致します。直らない場合は、成績を伸ばすのは、非常に困難になってしまいます。

 同じことをやっていても、感謝してもらえる場合と、苦情が来る場合があります。どこに違いがあるかというと、情報を伝える子供達です。しかし、ここで誤解のないようにお願いします。同じことを言っても、面白く感じてくれる生徒と、不快に思う生徒がいます。不快に思えば、保護者の方が、塾に電話をするのは、当然ですし、私共も助かります。問題なのは、事実でないことを、保護者の方に伝える生徒です。近年、その割合が、以前と比べると、かなり増えています。カンニングなどもそうですが、直らない生徒のほとんどの保護者の方は、うちの子に限って、そんなことをするわけがないと、信じ過ぎているように感じられます。また、塾では、それなりの注意をしますが、ご家庭では、ほとんど注意されていないケースが多いようです。

 こんな話を聞いたことがあります。個人指導の塾から、北園ゼミナールに塾替えした生徒が、「前の塾は、みんな勉強しない。携帯電話で、メールを打ってる人もいる。携帯は、机の上に出しっぱなし。勉強もしないで、質問もしないで、時間になったら帰るだけ。だけど、月謝は凄く高い。」 と言うのです。目が点でした。ウソを言う生徒ではないのですが、もう一人、その塾に行っていた生徒がいたので、確認してみました。同じことを言います。他の塾のこととはいえ、非常に残念な気持ちになりました。と同時に、その塾の先生は、何をやってるのと思いました。「先生は、注意しないのか」 と聞くと、「1回は、注意するけど、2回目は、注意しない。だから、1回目の注意を無視すれば、あとは平気。」 と言うのです。「通っても意味がない」と伝えると、「 みんなそう思ってると思うけど、楽だから、通ってるんだと思う。」 と言っていました。全ての個人指導塾が、このような状況だとは、思いたくありませんが、北園ゼミナール以外の塾で、注意されるとか、叱られるというのは、あまりないようです。ただ、叱ると言っても、時代の変化に対応させているため、昔に比べ甘いとご指摘を受けることもあります。

 さて、先ほどの話に戻りますが、北園ゼミナールは、昔から、厳しい・大変・怖い等という噂があります。先ほどの個人指導の塾と北園ゼミナールを比べると、噂は、本当ということになります。北園ゼミナールでは、注意して直らなければ、叱ります。何度でも叱ります。時には話し、また、保護者の方にも連絡します。やる気のない子供達には、居心地が悪いところかもしれません。

 幼少の頃の習い事などは、楽しくやらせた方が、良いと言えます。サッカーでも、水泳でも、ピアノでも、苦痛を感じさせないで楽しく、やらせるべきではないでしょうか。しかし、年齢とともに、厳しさも経験させていく必要があると思います。ある一定以上のレベルになると、楽しさよりも、苦痛の割合の方が、増えてくると言えます。場合によっては、苦痛しかないとも言えます。しかし、その苦痛の中に、何か楽しみを見出そうと、一流の人たちは工夫しているように思います。もと大リーガーの松井秀喜さんは、巨人にいたとき、長島監督に一度も誉められたことがないそうです。長島監督がそこまで厳しくしていたとは、少し驚きです。

 北園ゼミナールでは、生徒を誉めます。しかし、生徒の年齢が増すにつれて、誉める回数などは、徐々に減ります。また、学校ではありえないことかもしれませんが、学年上位の生徒でも、再テスト (テスト直し) になります。生徒が大変と言おうが、厳しいと言おうが、成績を伸ばすための最低限のことは、やってもらいます。保護者の方から月謝をお支払い頂いている以上、大切なお子様を預かっている以上、塾は勉強をさせる義務があり、子供達は勉強する義務があると考えております。

 生徒に100%の力を出させようとはしていませんが、できれば、70~80%くらいの力を出させようとしています。しかし、70~80%くらいの力を、出すということは、なかなか大変なことかもしれません。

 適切な例とは言えませんが、10 km を1時間で走りきる人がいたとします。速さは、時速10 km です。その人に時速10 km で、7 km 走るように指示したとします。しかも、毎日。時間にすると、42分です。なかなかできることではないと思います。それでは、距離を縮めて、時速10 km で、毎日2 km 走るように指示したとします。時間にすると、12分です。仮に2 km にしても、毎日走るのは、かなり大変なことになると思います。毎日走る環境を作ってあげれば、実現しやすいと思います。しかし、何の手助けもなければ、続けられる人の割合は、かなり少ないと言えます。その証拠に、世界一の人でも、マネージャー等を必要とします。

 では、自分で実際に、走ってみたとします。1週間続いたとしても、1ヶ月間はどうでしょう。得手不得手もあるので、様々だと思いますが、特別な人を除き、1ヶ月間走り続けると、かなりの精神的苦痛を感じると思います。勉強も同じで、継続は力なりと言いますが、なかなか大変です。苦痛を伴なうときもあります。すごいと思われる卒業生でも、スランプになれば、塾も辞めたくなると言います。しかし、勉強を続けられたのは、ご家族の皆様のご協力の賜物だと思います。

 現在は、お父様・お母様が子供の頃に比べ、勉強しにくい時代と言えます。ゲームやスマホなど、誘惑もたくさんあります。北園ゼミナールに入塾するしないは別として、お忙しいとは思いますが、保護者の皆様に、今まで以上にお子様の学習状態を見守っていただけたら幸いです。北園ゼミナールでは、子供達の明るい未来のために、微力ながらお力になれればと考えております。

 長々と書きましたが、お忙しい中、ここまでお読みいただき、ありがとうございました。何かに役立つことを願っております。北園ゼミナールに入塾された場合、どこまでご満足いただけるかわかりません。非常に感謝してくれる方もいらっしゃいますし、そうでない方もいらっしゃいます。入塾されて期待はずれな部分がありましたら、なんなりとお申し付けください。

 

 学問に王道なし

 

 以前、卒業生が、某有名一流医大に合格したと報告に来てくれました。とても嬉しく思いましたし、かなりの元気をもらいました。本人は、ご家族のおかげで合格できたと言っていました。自分の力だけではなく、ご両親・ご兄弟のおかげだと言っていました。

 

 SD予備校の全国模試は、偏差値が低い数値になることで有名ですが、教科によっては、偏差値88が出たと言って、データを見せてくれました。北園ゼミナールにいる頃から、非常に優秀でしたが、実際に数値を見ると驚きでした。問題集など、1回解くだけで、忘れないのか聞いてみると、教科によっては、「良い問題は10回以上解きました。」と言っていました。確かに頭が良いのですが、頭が良いだけでは、88の数値は出ないと言えます。実力を身につけるためには、努力が不可欠なのだと再認識しました。
 
 当時十代の彼は、非常に立派になっていました。外見も、言うことも、話し方も、とても立派になっていました。頭が良いだけでなく、言動から人間の優しさも滲み出ていました。これからも、名医になるための、たくさんの勉強が待っているのは当然ですが、すばらしい名医になると確信しました。現在、日本の医療は、様々な問題を抱えていますが、将来、彼が活躍する姿を、早くも想像してしまうと、明るい気持ちになりました。自分のため、ご家族のため、社会のために、がんばってもらいたいと思いました。